子どもは誰もが健康であり愛され、
望まれた存在でいたい。
子どもは誰もが健康であり愛され、
望まれた存在でいたい。
児童養護施設は、児童福祉法に定められた児童福祉施設の一つです。児童養護施設には、予期できない災害や事故、親の離婚や病気、また不適切な養育を受けているなど様々な事情により、家族による養育が困難な2歳から概ね18歳の子どもたちが家庭に替わる子どもたちの家で協調性や思いやりの心を育みながら、生活しています。児童養護施設では、子どもたちの幸せと心豊かで健やかな発達を保障し、自立を支援しています。
施設への入所手続きは、都道府県等に設置される児童相談所が、公的責任のもとで行っています。
児童養護施設は、子どもたちの生活の場です。できる限り家庭に近い落ち着いた雰囲気のなかで、生活を送れるよう心を配っています。子どもたちは施設から学校に通っていますが、それ以外に、余暇や趣味を楽しんだり、四季折々の行事や子ども会など地域の様々な活動に参加しています。それらの活動を通して子どもたちが健全に成長し、社会的に自立するための支援がなされています。
社会には様々な理由により、保護者がいなかったり、保護者の適切な養育を受けられなかったりする子どもたちがいます。「社会的養護」は、こうした子どもたちを、公的責任で保護・養育するとともに、これらの家庭を支援する仕組みです。児童養護施設は、この「社会的養護」の仕組みの中に位置付けられています。(全国児童養護施設協議会)
児童の保護者の疾病や出産、出張などの理由で、一時的に養育することが困難になった場合に、お預かりします。
(1)ショートステイ(短期入所生活援助事業)
(2)トワイライトステイ(夜間養護等事業)
利用の手続きなどのご相談は、各市役所の担当窓口まで連絡してください。
柏原市 こども政策課(072-943-4811)
羽曳野市 こども課家庭児童相談担当
(072-958-1111 代表)
八尾市 こども未来部子育て支援課
(072-924-3954)
知的障がい相談員を配置し、知的障がい者の立場になって、療育手帳の取得や日常生活用具の給付等をはじめとする障がい者の身近な問題についていろいろな相談に応じています。
種別 | 児童養護施設 |
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定員 | 70名 |
職員構成 | ・施設長 ・副施設長 ・指導員 ・保育士 ・基幹的職員 ・個別対応職員 ・家庭支援専門相談員 ・里親支援専門相談員 ・事務員 ・栄養士 ・嘱託医 ・非常勤職員(心理士、保育士、指導員) |
オール大阪の社会福祉法人が、連携・協働して「地域貢献事業」に取り組んでいます。社会福祉法人大阪府社会福祉協議会とその会員の社会福祉法人(福祉施設)は、社会福祉事業や福祉サービスの充実・向上に努めるだけではなく、「社会福祉法人の使命」として、既存の制度では対応ができない「制度の狭間」の福祉問題(ひきこもり、虐待、生活困窮等)の課題やニーズに向き合い、それぞれの特徴や強みを活かした様々な地域貢献事業を「大阪しあわせネットワーク」としてオール大阪で展開し、ひとりひとりのしあわせを支えています。南河学園もこの活動に参画して、社会福祉法人に期待される様々な地域貢献事業の展開の実践活動に協力しています。
柏原市内で、社会福祉の事業を行なっている法人(17施設と市社協)が、福祉のまちづくりに向け、地域に貢献できるような活動を行っています。共同募金への協力、就労訓練の事業所登録の推進、地域住民との交流・協力に関する活動(柏原ふれあい広場等)への参加や加入の施設が資金を拠出して、社会保障制度の狭間にある柏原市内の生活困窮者に対する生活支援事業(給付金の支給)の実施などに取り組んでいます。
地域の方々や地域の諸団体の皆さまに支えられながら、地域交流会を実施しています。毎年8月には、恒例の大きなイベントである夏祭り(盆踊り大会)を開催しています。子どもたちは、もちろんですが、日頃お世話になっている近隣の地域の人々や関係の数多くの方に、ご参加頂き、皆さんが一緒になって楽しんでもらっています。また、当法人の創立記念日(2月11日)の記念式典に合わせて、毎年、地域交流会を実施しています。当施設の地域交流ホールに於いて、有志の団体による素晴らしいコンサート等をしていただいています。さらに、大道芸人のパフォーマンスなどを楽しみ、中庭に設置された地域の諸団体の方々のご協力による屋台で、豚汁やたこ焼き、みたらし団子などを頂きながら、自然と地域の人たちとの交流が深まっていきます。施設に外部の方々をお招きすることで、施設への理解を深めることができるとともに、子どもたちが地域生活へ移行し、定着していくうえで地域との交流はとても大切なことだと考えています。
保育士養成校の実習生を、年間通して計画的に受け入れ、指導・教育を実施しています。この活動を通して、各学校とのネットワークづくりに取り組んでいます。また、数多くの団体や個人によるボランティア活動(子どもたちとの自由遊び、学習支援、行事への参加、散髪奉仕、清掃奉仕、慰問など)の受入れを積極的に行い、施設の社会化を目指しています。
地域の各種団体の方々等を対象に、地域交流ホールの部屋等の貸し出し開放を行っています。また、町内会や学校等に施設の備品(大鍋やテント等)の貸し出し事業を行なっています。
定期的に、地域の防災訓練に参加して、平常時から地域との連携強化に取り組んでいます。また、被災時には、地域の人たちに食材等の配布の支援ができるように、計画的な備蓄をしています。
南河学園では、子どもたちの人権を擁護するとともに、より良い施設運営と支援の提供を目指して、子どもや保護者、地域の皆さま等からの苦情、要望、相談に適切に対応できる体制を整えています。職員は「子ども等からの相談・意見を受けた時の対応マニュアル」に沿って、日々の仕事に励んでいます。施設に寄せられる様々な課題の解決に迅速、適切に対応して取り組み、一層の「職員の質の向上」や「支援の向上」に努力を重ねています。
第三者委員 谷舗 佐知子/三浦 義郎
---------- 児童養護施設 ----------
苦情解決責任者 施設長 伊山 喜二
苦情受付担当者 坪本隆/松平知恵/平岡真紀